ノロウイルス感染症対策:
流行のシーズン・・・12月〜3月

ノロウイルスって何?

[イメージ]

幅広い年齢層に急性胃腸炎を引き起こす

主に冬から春にかけて胃腸炎を引き起こすノロウイルス。人の腸管内で増殖するウイルスで、かつては小型球形ウイルスと呼ばれていました。100個以下の少量のウイルスでも発症し、感染力が強力なため、集団感染を引き起こしやすい特徴があります。ノロウイルスは非常に小さいため、乾燥すると容易に空中に漂い、これらが口に入って感染することがあります。ふん便やおう吐物は速やかに処理することが大切です。

感染すると、どんな症状が出るの?

[イメージ]

高齢者や子どもの合併症に注意

感染すると、1~2日後に発症します。突然の吐き気や嘔吐、腹痛、下痢などを引き起こします。発熱することはあっても、高熱になることはほとんどありません。通常、これらの症状は1~2日続いた後、自然に回復しますが、高齢者や子どもの場合は1日に20回以上の下痢を繰り返し、脱水症状や体力の消耗、脳症などの合併症で重症化する恐れもあります。

感染ルートは口からですが、人から人へ感染する場合と食べ物により感染する場合があります。

1) 人から人への感染
ノロウイルスに感染した人の吐物・便の中にはノロウイルスが大量に含まれています。吐物や便の処理をするときに手が触れたり、あるいは感染した人の指についたノロウイルスがドアノブなどの環境を汚染し、そこに触れることで、手指についたウイルスが口に入る場合があります。

2) 人から食品、そして食品から人への感染
食品を取扱う人の手を介してウイルスが食品につき、それを食べて感染します。

3) 食品から人への感染
カキなどの二枚貝を生あるいは加熱不十分な状態で食べることによって感染することもあります。

主な症状

吐き気・嘔吐

強烈な嘔吐が突然起きるのが特徴です。

腹痛・下痢

液体状の便が出ます。

どんな予防が大切なの?

もっとも有効な対策は手洗い

手洗いは手に付着しているノロウイルスを減らす最も効果的な方法です。帰宅時や料理、食事の前、トイレの後には手洗いを心がけましょう。消毒用エタノールは十分な効果が期待できません。石けんと流水で、手のしわの間まできれいになるように丁寧な手洗いを行ってください。

二次感染を防ぐ方法は?

[イメージ]

適切な処理をスピーディに、確実に

まず窓を開けるなどして、部屋を十分に換気しましょう。便や吐物を処理する時には、自分自身が感染しないように、使い捨ての手袋・マスクを着用します。ふき取りには、古いタオルやペーパータオルを使い、使用後は、ビニール袋に入れて密閉し、漏れないようにして廃棄します。消毒には0.05%~0.1%に薄めた次亜塩素酸ナトリウムを用います。症状回復後も1〜2週間ほど便中にウイルスを排出し続けるため、トイレの後、掃除の後などは十分な手洗いを行いましょう。